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京の粋な達人、京都の達人の素顔に迫る

京漬物の老舗、川勝總本家

千枚漬、川勝総本家の店舗外観

ただひたすらお客様のために…京漬物の老舗、
川勝總本家

京漬物は豊かな京の自然の恵みと手作りの伝統に支えられた、ただ見事としか言えない保存食である。しかし、元来京漬物とは簡素を旨とする京の町家で日々の食卓にのぼったお惣菜であった。
そのお惣菜がいまやその地位を不動のものにした京料理と並ぶ京の食文化の一つとして数えられるようになったのは伝統を守り続けた京都の先人たちの豊かな創意工夫があったからに他ならない。

たくさんある京の漬物屋の中でも川勝總本家は知る人ぞ知る、京漬物の名店として名高い。
川勝總本家は創業から約一世紀、現在も京の老舗としてそののれんを守り続けている。
川勝總本家は大正六年に現社長の祖父にあたる初代、川勝延一郎氏が京都市の東山区に「各国漬物製造問屋」として商いを成した。


京漬物の老舗、川勝總本家の社長 お店を継いだきっかけはと聞くと、「英才教育をうけておりまして、生まれたときからあんたやと、言われていて素直にしておりました。」と社長。
川勝康行社長は小さい頃から働く父母の姿を見て育ち、両親の力になりたいと願い、早くに亡くなった父の後目を二十五歳で継いで、今年で三十六年目を迎える。

川勝總本家は大きな企業としてはめずらしく、とても明るく和やかな雰囲気の会社だ。ベテラン社員もアルバイトの方も「さん」づけで呼び合い、社長も含めて皆が笑顔で挨拶を交わしている。

これは「量より質」、「人間尊重の徹底」という川勝總本家の社訓を明確に実践されている証拠だ。

京都の漬物、川勝總本家社長、契約農家にて 健康志向に知恵と技で応えたい…。
川勝總本家の京都の漬物屋としてのこだわりはその商品を手に取り、口に運べば容易に理解できると思う。
伝統のみにこだわらず、新しい知恵と技も代を重ねるごとに更に深みを増し、それがまた伝統になっていく。しかし基本は失わずに、しっかりと中心に代々の伝統の芯がある。

おいしさと健康の両立のため、旬の京野菜を合成保存料、合成着色料などは一切使用せずに自然のものを本来の姿のまま、消費者のニーズに応えて出荷する、これが川勝總本家の命題だそうだ。

京都の野菜は絶えず少量生産。京都府内にたくさん野菜があるわけではない。「必要な時に必要な分だけ漬けていく、というのが原則!契約農家さんにもがんばってもらってます」と川勝社長。

京都の漬物、川勝總本家本店社長にお勧めの京漬物の食べ方を聞いてみた。
「人それぞれちがうんやさかいにそれぞれの食べ方いうもんがあります。何でかというたら、日本料理やったら日本酒と決まってるけど、飲まない人もおります。それを私どもが通ぶって、和食にはこれ、とか押し付けられないでしょう。人それぞれ、一番自分にあった食べ方で楽しんでもらいたい。でも一つ言うなら、必要な分だけ持って帰っていただく、それが私の唯一のお勧めです。たくさん買われても日が経つとやはり、味が落ちます。何回も来ていただくというのが川勝の京漬物を堪能していただく一番のコツやとおもいます。」

川勝總本家では月に一回、「晦日漬(創作漬物)」を販売している。常連客にとっては月に一度の楽しみになっているようだ。

川勝のお漬物川勝總本家の今後…
「先代からは、店主自ら1つのアイデアを考えそれを成功させるために努力し、日々の商いを前進する事を忘れてはならない、という言葉を託された。初代からは愛情と汗を忘れるなと。現在の私は大好きなアルコールを断って、夫婦仲良く、社員とも仲良くやっていくことが一番です。」と社長は微笑んだ。
「私は川勝家という長い歴史の中の一点に位しているだけで、何十年か先にも変わらず、そこになくてはならないもの、として続いているような店でありたいと念じています。」

川勝總本家は間違いなく今後の京漬物をリードしていく老舗だ。これからも同社の活気と魅力、そして我々に与えてくれる「心暖まる感動」は変わることなく続く。


川勝總本家、創業時の写真
創業当時の川勝總本家

通販係のみなさん

千枚漬 川勝總本家

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